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男の子5歳の七五三

七五三

男の子は一生で1度の七五三。現代では男の子も3歳で七五三のお祝いをするご家庭が増えていますが、やはり男の子は5歳の七五三1回のみ。というご家庭が圧倒的に多いのが現状です。ここでは、そんな一生に1度の七五三を最高の思い出にすべく、5歳の男の子の七五三について、詳しくご紹介していきます。5歳の男の子のご成長から、どんなものを準備した方が良いのか、晴れ着はどういったものを準備するのか、などご参考にしてみてください。

5歳の男の子ってどんな時期?

5歳の男の子の平均身長は106~110cm程度。お洋服のサイズは110cm、お靴は17、18cmのお子様が多い時期です。筋力や体力が一層ついてきて、今までは登れなかったジャングルジムの1番上まで登ることが出来たり、平均台にもチャレンジして落っこちないで最後まで渡りきることが出来たりといった成功体験を積み重ねていくことが出来る反面、多方面に好奇心が向けられ新たな挑戦をしてケガをしてしまうことが多いのも事実。

また、沢山の事に興味があり『なんで?どうして?』といった質問を沢山ぶつけてくる時期です。そして、保育園や幼稚園のお友だちとの関わりの中で【誰かと一緒に】が出来るようになります。お友だちと一緒に工作をしたり、一緒にお歌を歌ったり、時にはぶつかってしまうことももちろんありますが、他との関りをもって、小さな社会を作っていきます。

そうした関わりの中から、お友だちの考えに共感したり、相手を思いやることを学んだりしていく時期です。

5歳男子の七五三注意点

5歳の男の子は、普段ズボンを履いています。それがお参りの日は袴姿となります。袴は言ってしまえば、女の子のロングスカートの様な物。履きなれない袴は着心地が良いものではありません。更に歩きにくいので、足元への配慮が必要です。

【靴と靴下】:履きなれない草履で参道を歩くのは、お子様にとっては大変なこと。お着物姿にはミスマッチ思えますが、七五三の主役はお子様です。お子様の気持ちを最優先に考えると靴と靴下は常備しておくと安心でしょう。

【着替え一式】:男の子はお参りよりも遊びたい気持ちや、元気いっぱいに動きたい気持ちが強いことが多いです。突然『もう着物を脱ぎたい!』と、言い出すお子様もしばしば。大人からすれば、そんなまさかの事態に備えておきたいのがお着替え一式です。お子様の急な『脱ぎたい!』にも対応ができるよう、念のため準備をしておくと安心です。

【レジャーシート】:外で急にお着物を脱ぎたいと言われてしまっても、着替える場所がないことも考えられます。そんな時に、レジャーシートを1枚持っておけば、お子様の急な心変わりにも対応可能です。

【大き目のバック】:この大き目のバックに着替え一式とレジャーシートを入れておけば、お着物を脱ぐ際に大変助かります、また、脱いだお着物はすぐその場で畳むことが難しいことがほとんどかと思いますので、一旦脱いだままの状態でこのバックに入れて持ち帰り、自宅に帰ってからお着物を整えるとよいでしょう。脱いだお着物はかなりかさばりますので、ご注意ください。

【洗濯ばさみやクリップ】:袴は長く、しゃがんでしまうとすぐに床や地面に着く長さです。お手洗いに行く際には、クリップを使ってめくりあげておくと、ストレスなく過ごすことが出来るでしょう。

【お菓子や飲み物】:どのお年のお子様にも共通して必要なアイテムです。和服を着なれていないお子様たち。お子様が和服姿で過ごすことは、想像以上に体力を消費してしまうため、疲れやすいでしょう。そんな時はすぐに休憩を取りましょう。パッとお口に入れられるお菓子屋、万が一こぼしてしまっても色のつかない飲み物は必需品ですね。ストローがあると、より安心と言えます。

【ウエットティッシュ・ハンカチ・ティッシュ】:アクティブで元気いっぱいなお年頃。万が一の汚れや、休憩時に会って損はないアイテムでしょう。

5歳お着物とは?

七五三の5歳のお祝いは平安時代に行われていた【袴着(はかまぎ)】【着袴(ちゃっこ)】の祝いがルーツと言われており、男の子も女の子も、ともに5~7歳頃になると初めて袴を身に着けることをお祝いするものでした。これが室町時代に11月15日と制定され、江戸時代以降には男の子のみのお祝いとなったのです。

5歳で着るお着物は【羽織袴】と呼ばれるものが一般的です。お着物の上に袴を身に着け、その上から袴を羽織るスタイルです。七五三の5歳のお祝いで着る祝い着で主となるのは【羽織袴】ですが、お子様の体力や、動きやすさ、着崩れの心配などを考慮して、洋装の清掃スタイルであるスーツやタキシードなどの装いでお参りに行っても全く問題はありません。

お着物着るのに必要なもの

1、お着物

→お子様の益々のご成長を願って、お子様の身長よりもかなり大きめに作ってあることが特徴で、お子様の現在の体型に合わせてお袖の長さを調節する【肩上げ】を事前に行います。また、5歳の男の子のお着物の場合、袴よりもお着物の長さが短くなるように調節することを【腰上げ】と言います。

お宮参りの際に使用した【一つ身】のお着物を仕立て直して着用する場合もあります。

2、羽織

→羽織は、お着物の上に着用する物です。男性用和装の礼服と言われています。お着物と同じく、大きめに作られていますので、事前に肩上げをしておきましょう。男の子の羽織には兜・龍・鷹・松竹梅、など勇ましく、凛々しさの象徴とされるのもや、縁起の良いものが描かれることが多いとされています。近年では格子模様やストライプ、水玉模様などお洒落でデザイン性の高いものも、人気を集めています。どのデザインを選ぶかは、ご両親とお子様とで話し合い、ご家族皆さんが気に入る、お気に入りの1着が見つかると良いですね。

3、羽織紐

→羽織がはだけないようにするための紐の事です。実際に紐を結ぶという事はなく、決まった形になっているものがあり、その両端にフックがついているので、そのフックを羽織とつなぎます。一般的には白い紐で作られた羽織紐が多いですが、お洒落なお着物はカラーストーンでできているものや、チェーンでできたものもあります。

4、袴

→こちらは洋装でいう、ズボンです。和装でいう礼服にあたり、昔は無地や縦じま模様が主流でしたが、羽織同様に近年ではグラデーションや色々な柄を取り入れたものも主流となっており、お子様やご家族のお好みに合わせてこちらもお気に入りの1着が見つかると良いですね。

5、角帯

→着物の上から締める帯です。尻っぱしょり(お着物や長じゅばんの端を、帯に絡めて織り上げ歩きやすくすること。尻ぱっしょり、尻端折り(しりはしおり)、とも言う)を行う役割も持つ。帯の上に袴を身に着けるので、帯自体はさほど目立つものではない。

6、肌着(肌襦袢:はだじゅばん)

→素肌に着用するもので、和装用の肌着の事を『肌襦袢(はだじゅばん)』と言います。汗や汚れがお着物に付かないようにすることを目的としています。必ずしも、肌襦袢を着なければいけない、という事はなく、外からは見えない部分なので普段お子様が身に着けている肌着で、襟ぐりの深めに開いたU字のものか、V字のものでも問題ありません。

7、長襦袢(ながじゅばん)

→肌着(肌襦袢)の上に着用します。こちらも汗や汚れから、お着物を守るために着用します。また、襟元には『半襟(はんえり)』が付いており、お着物と首元がこすれた時にできる汚れを防ぎます。男の子の半襟は白の無地であることがほとんどです。お着物を新規で購入した場合、半襟が付いていない場合がありますので、その際は自分で購入し、縫い付ける作業が必要になります。

8、腰ひも

→長襦袢やお着物を着つける際に使用する紐です。使用する本数は、体型やお着物の長さによっても様々ですが2~3本あれば基本的には5歳の羽織袴お着物のお着付けが出来るでしょう。

9、足袋(たび)

→洋装でいうと靴下の事です。ただ、親指と人差し指が分かれているため、お子さまによっては履きたがらない子もいます。もし、可能でしたら足袋も本番前に練習をして、何度かお子様に履いてもらうことをお勧め致します。大人用の足袋はかかとの部分に『甲馳(こはぜ)』と呼ばれる金属の爪ぼのようなものを紐にひっかけて止めますが、お子様用の足袋は甲馳がないソックスタイプのスポッと足を入れるだけのものが、履きやすく柔らかい生地でできていますのでフィット感も強くお勧めです。

10、お草履

→特にきまりまはありませんが、お子様の足のサイズに合わせて、お草履を用意しましょう。新品の物ですと、花緒が固く履きにくいことがありますので、お参りの前に花緒を外側に手で引っ張って少し柔らかくしておくとお子様も履きやすいかもしれません。

11、懐剣(かいけん)

→元々は、護身用として短剣を身に着けていたものが、現代ではそれを模した装飾品を、袴と角帯の間に差し込み、お着物姿をさらに凛々しく演出しています。

12、お守り・白扇

→魔除けや幸福をもたらす願いを込めてお守りを身に着けます。懐剣や袴の隅に結ぶこともありますが、羽織を羽織ると見えないことが多いので、近年ではお守りは身に着けないこともあります。また、白扇は袴に差して身に着けるか、手に持って使います。

ママでも着せられるの?簡単?

3歳の男の子のページでもご紹介した、羽織袴のお着付け。3歳の時期は、なかなかお着付けの最中にその場で待っているのも難しかったお子様が多いもの。ですが5歳になって、しっかりとお着付けが終わるまで待っていられるようになるお子様も多くなります。羽織袴のお着付けは、7歳の女の子のお着物程ではありませんが、工程は少し多いです。しかし、お子様の体力も付いてきましたので、お子様の為にお着付けをしてあげたい、と思う親御さんは動画サイトやSNSでお着付けを練習すれば、決して自宅でのお着付けも無理な事ではありません。ご家族のどなたかがお子様のお着付けにチャレンジすれば、もしお参りの途中で着崩れても、その場で直すことができる。というメリットもあります。

一生に1度の男の子の七五三。ご家族皆さんで協力してお着付けを行った。というのも1つの思い出として素敵ではないでしょうか。

しかしながら、まだまだ元気いっぱいに動きたい男の子が多い中で、沢山動いても袴がずり落ちてこない、襟元が乱れないようにしたい、など少しでも着崩れを防ぎたいようでしたらプロにお着付けをお願いした方がよいでしょう。

髪の毛はどうするの?セルフでできる?美容室?

5歳の男の子のヘアセットは大きく2択です。

1つはヘアセットは行わず、ブラシやくしで解かすだけにする。もう1つは、ワックスやスプレーで髪に動きを出す方法。解かすのみにすると、より自然体なお子様らしい仕上がりとなります。また、ワックスやスプレーを使用した場合は、少し大人っぽくきちっとした、特別感のあるかっこいい印象になることが多いです。男の子のヘアセットのやり方やおすすめのヘアセットの特集など、こちらも動画サイトやSNSで沢山見ることが出来ますので、ご参考にされてみてはいかがでしょうか。

お子様の晴れ着のイメージや、ご家族のご意向、お子様の雰囲気などから、ヘアセットを考えるとよいですね。

5歳の男の子に『お着物っていいじゃん!また着たい♪』って感じてもらいたいなら、スタジオフルリ1択!!

いかがでしたでしょうか。3歳の時から見れば、大きくなったと感じる、5歳の七五三のお祝い。しかしながら、まだまだお参りや写真撮影をすることよりも、全力で遊びたい5歳の男の子たち。そんな元気いっぱいの男の子たちがフルリにも毎日たくさん遊びに来てくれます。フルリのスタジオの中には沢山の『ワクワク』が詰め込まれています。男の子たちが部屋に入った瞬間、『遊びたい!!』が高まって、キラキラしたおめめが更に輝きます。

しかしながら、まずはお着付け・・・でも遊びたい・・・。じゃぁ、遊んでいてもらいながらお着付けしちゃいましょう♪フルリの中の『ワクワク』に触れてもらってるうちに、もうお着付けが終わっています。時には、かくれんぼしているてんとう虫さんを探しながら、またある時はガチャガチャで遊びながら。撮影が始まれば、ほんの少しのピシっとと、た~っくさんの遊びを通してみんなの【LOVE*SMILE*HAPPY】を引き出します。刀や和傘でお侍さんごっこしちゃうことも。 お着物を着た時しかできない遊びがいっぱいなので、男の子たちの『お着物っていいじゃん♪』につながります。

一生に1度の男の子たちの七五三、ぜひスタジオフルリに遊びにきませんか?

★フルリの七五三撮影はこちら★

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