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女の子7歳の七五三

七五三

7歳の女の子の七五三について詳しくご紹介します。7歳といえば、歯が生え変わったり、小学校に入学を控えランドセルの準備をしたり、もしくは小学校入学後に七五三のお祝いをする子もいるでしょう。色々な意味で節目の歳といえる7歳の1年。そんな7歳の女の子の七五三は他の年齢の七五三と何か違うところはあるのでしょうか。7歳の七五三を行う上で気を付けた方が良い点や、お着付けやヘアセットは自分でできるの?といった疑問を、7歳の七五三を迎えるお子様のご家族に向けて、ご紹介していきますので、ぜひご参考になさってください。

7歳の女の子ってどんな感じの時期?

7歳頃になると、身長は118~120㎝前後となり、お洋服のサイズは120cm、お靴は20~21cm位のものを着用するお子様が多い時期です。7歳は保育園や幼稚園を卒園し、小学校という新しい環境へと移り行く中で、周りにいる大人が変わりお友達との出会いや別れを経験し、新しい環境へのわくわくと過ごしてきた環境へお別れを告げる寂しさが入り交じり、変化の激しい歳と言えそうです。また、この時期のお子さまの成長の特徴としては話す内容や言葉遣いが大人のような口ぶりになり、女の子は特に母親に対して反抗的な態度をとってみたり、注意されれば言い返したりなど、母親に対してライバルのような感情をもつお子様もいるようです。そんな7歳の女の子は可愛い物や、お洒落、お化粧やネイルなどに興味を持つことの多い時期。日々変化していくお子様達の興味や関心に合わせて、3歳の時とはまた違った七五三の楽しみ方できそうですね。

7歳女子の七五三注意点

3歳の七五三はとにかく、疲れてしまう事やご機嫌が悪くなってしまうことのないように、と気を付けながら、お参りに行った方も多いのではないでしょうか。7歳になると、3歳の時よりはかなりの距離を自分の足で歩くことができるようになりますし、体力もかなりついているので、心配ないと思われる方もいるでしょう。しかし、7歳の七五三で1番大変なことは、お着物が本格的な帯になり、締め付けが多く、動きにくい為、ずっと着たままの状態でいる事が大変だと感じることです。着なれないお着物姿のまま、長い参道を歩くのは大人でも大変なもの。お子様がすぐに休憩ができるように、水分補給できるものや、簡単に口に入れられるちょっとしたお菓子などもあると、気分転換になって良いでしょう。

他には、どこでお着物を脱ぐかにもよりますが、7歳の女の子のお着物には外からは見えない小物などが多く隠れており、お着物を脱ぐ場合ある程度の場所を確保する必要があります。更衣室などがあればよいのですが、そうした場所が見つからない場合、レジャーシートがあれば、お着替えの場所が確保できます。また、脱いだお着物などを入れる大き目のバックがあれば、すぐに片づけられて便利です。

7歳お着物ってどんなもの

7歳の女の子が着るお着物は『四つ身』と呼ばれ、お子様用に仕立てられたお着物を着るのが一般的です。お子様の益々のご成長を願って、お子様の身長よりもかなり大きめに作ってあることが特徴で、お子様の現在の体型に合わせてお袖の長さを調節する【肩上げ】を事前に行います。また、お子様がお着物を着た際に丈の長さがちょうど良くなるように調節することを【腰上げ】と言いますが、この腰上げはお着付けの際に腰ひもを使用して調節ができますので、事前にしておかなくても大丈夫です。ただし、腰上げをしておけば、お着付けの際にお子様に巻き付ける腰ひもも本数を少なくすることが可能な場合があり、お子様への締め付けが軽減できるポイントとなります。

『四つ身』のお着物の上に作り帯、もしくは手結び帯を巻いて仕上げていきます。帯については、この後詳しくご説明していきます。

お着物と帯を巻いた後は、7歳の七五三をお祝いするのにふさわしい、装飾品をけていきます。帯揚げ・帯締め・しごき・筥迫・扇子と言った小物を1つずつ飾っていくと、とても華やかで可愛らしい、しかし3歳の七五三の姿と比べるとお子様のご成長を感じられる大人っぽく素敵な装いが完成します。

お着物着るのに必要なもの

今回は、7歳のお子様が1番多く着用する作り帯のお着物を着る際に必要なものをご紹介していきます。手結び帯のお着付けにはここでご紹介する物の他にも、お着付けをする方によって必要な物が更に増えますので、事前に確認した方がよいでしょう。

1、お着物

2、帯

→3歳の時には柔らかい素材の兵児帯を巻いたり、お被布を身に付けたりと割と締め付けの少ないものを使用していました。7歳の七五三では大人と同じような帯を使用していきます。種類は大きく分けて2つあります。1つめは胴体に巻く部分の帯と、その帯の上にすでに形が出来上がっているおリボンをつける【作り帯】タイプの物。そしてもう1つは、1本の長い帯を胴体に巻き付けた後に、帯をリボン状手で結びながら形を作っていくもの。これを【手結び帯】といいます。どちらも胴体には帯を巻き、背中におリボンが付くので完成した姿に大きな変化はありません。ただし、お子様への体の締め付けがかなり違います。ただ、大人の方がゆかたの帯を巻くか、成人式の時に着る振袖の帯を巻くか、

3、肌着(肌襦袢:はだじゅばん)

→3歳の七五三の際に着用したものと同じように、素肌に着用するもので、和装用の肌着の事を『肌襦袢(はだじゅばん)』と言います。汗や汚れがお着物に付かないようにすることを目的としています。必ずしも、肌襦袢を着なければいけない、という事はなく、外からは見えない部分なので普段お子様が身に着けている肌着で、襟ぐりの深めに開いたU字のものか、V字のものでも問題ありません。

4、長襦袢(ながじゅばん)

→こちらも3歳の七五三の際に着用したものと同じく、肌着(肌襦袢)の上に着用します。こちらも汗や汚れから、お着物を守るために着用します。また、襟元には『半襟(はんえり)』が付いており、お着物と首元がこすれた時にできる汚れを防ぎます。半襟には汚れを防ぐ目的の他に、可愛い刺繍があしらわれているため、お顔周りを華やかに演出してくれます。お着物を新規で購入した場合、半襟が付いていない場合がありますので、その際は自分で購入し、縫い付ける作業が必要になります。

5、腰ひも

→長襦袢やお着物を着つける際に使用する紐です。使用する本数は、体型やお着物の長さによっても様々ですが4本程度あれば基本的には、7歳のお着物のお着付けが出来るでしょう。

6、伊達締め(だてじめ)

→腰紐で長襦袢やお着物を着付けた後に、おはしょりや襟元の合わせを美しく保つために、使用します。腰紐よりも幅が広く、1本でより多くの場所を固定できるのが特徴です。中心部分に芯が入っており、その両端はポリエステルの柔らかい素材でできている、結ぶタイプの伊達締めか、ゴム素材でできており、両端にマジックテープがついている伊達締め。お子様用の伊達締めは大きく分けてこの2種類が使用されることが多いようです。どちらを使用しても全く問題はありませんが、お着付けをされる方が使用しやすいものを選ぶとよいでしょう。

7、帯板(おびいた)

→帯を胴体に舞いつけたのちに、帯に挟みこみます。帯板を入れることで、帯をしわのない状態で綺麗に保つことができます。

8、帯揚げ(おびあげ)

→お着物と帯のつなぎ役となるものです。帯の中にしまい込んだ紐類を隠す役割もありますが、お着物の中心となる帯周りを華やかに演出してくれます。お着物を1目見た際に、かなり目立つ部分ですので、お着物全体のコーディネートが左右される重要な仕事をしています。

9、帯締め(おびじめ)

→胴体に巻き付けた帯の上に締めます。帯が落ちてこないように結ぶ意味もありますが、帯揚げ同様にコーディネートを楽しめる部分です。最近では、レースやビーズ、ストーンなどが付いたとても華やかなものも多く出回っており、結び方にも特に絶対の決まりはないため、リボン結びにして先端を華やかに散らしてみたり、お花の形やハート形にしてみたりと、遊び心を持たせるとよりオンリーワンの着こなしが可能です。

10、志古貴(しごき)

→帯の下の部分に巻く鮮やかな色の布です。お子様の左後ろで結び、端を垂らします。もともとは、裾を下してお着物を着ており、外出の際にだけしごきを使って裾をたくし上げていました。現在は、おはしょり(帯の下部分にできる、長さ調節をした際にできる折り山のこと。)を作って、お子様の体型に合う長さにお着物を調整ようになりましたので、お着物の裾を引きずることが無くなりました。そのことから、現在のおはしょりの役目は帯周りを華やかに見せるための装飾と言えます。しごきは、七五三の女の子と花嫁さんだけが身に着けるものですので、より特別感が感じられますね。

11、足袋(たび))

→洋装でいうと靴下の事です。7歳のお子様の足のサイズの足袋を探すと、大人用の足袋と同様に、かかとの部分に『甲馳(こはぜ)』と呼ばれる金属の爪ぼのようなものを紐にひっかけて止めるタイプと、甲馳がないソックスタイプのスポッと足を入れるだけのものの2種類があります。ソックスタイプの方が履きやすく柔らかい生地でできていますのでフィット感が強く履きやすいかもしれません。

12、お草履

→和装の際に用いられる一般的なお子様の履物です。和装用の履物を見ると【下駄(げた)】や【草履(ぞうり)】といった名前が出てくるかと思います。下駄は一般的に木製でできていることが多く、普段使いされる和装用の履物と考えられています。一方、草履は革や布、ウレタンといったものでできており、よりフォーマルな和装には草履を合わせることが多いとされています。七五三はお祝いの席となりますので、お子様のサイズに合わせて、お草履を用意しましょう。新品の物ですと、花緒が固く履きにくいことがありますので、お参りの前に花緒を外側に手で引っ張って少し柔らかくしておくとお子様も履きやすいかもしれません。

13、箱迫(はこせこ)

→昔、武家の女性たちが、鏡や櫛、紅筆、お守りなどを入れて持っていた小物入れがルーツとされています。現代で言う化粧ポーチのようなイメージですね。その箱が開かないように真ん中で留めているのが【胴締め(どうじめ)】。胴締めに結ばれている小さな巾着の事を【落とし巾着】と言います。この小さな巾着が胸元で揺れるのが可愛いと、ぶら下げていることがありますが、実は大切な箱迫が胸元から滑り落ちることの無いように、帯の中にしまい込んでおくストッパーのような使い方が本来の使い方です。

14、びらかん

→箱迫の上部に差し込んで使用します。本体に繋がれた数本の板状の装飾が揺れるたび、胸元をより華やかに演出してくれます。びらかんは最初から箱迫にセットされている場合や、箱迫とは別に包装されており、自分で取り付けが必要な場合がありますので、その際は忘れずにセットしましょう。

15、扇子(末広:すえひろ)

→帯と帯締めの間に差し込みます。角度は右襟の延長線上に来るのがベストと言われています。扇子は、別名【末広:すえひろ】とも呼ばれ、お子様が将来末広がりに幸せになりますようにとの意味合いもあり、縁起物とされている。こちらも、帯周りを演出する装飾品とされ、開くと縁起の良い鶴の絵などが描かれていることが多い。片面にのみ絵が描かれていることが多いため、帯の間に差し込む際には、裏と表をしっかりと確認しましょう。

16、お鞄

→ハンカチや小物などを入れておく鞄。物を収納する事よりも、お子様の晴れの姿をより引き立たせるためにオシャレアイテムとして取り入れられることが多い。

主流な物は小ぶりで、お着物や帯と合う物。こちらも特に決まりがないので、お子様の意見を取り入れながらお気に入りの鞄がみつかると良いですね。

9、髪飾り

→3歳の時には、まだまだ短く毛量も少なかった髪の毛ですが、7歳の頃にはしっかりとこだわったヘアセットも可能になるでしょう。毛量もしっかりとありますから、大ぶりな髪飾りやかんざし、ファーが付いた物、中には七五三の為に生花で作った髪飾りを使用するご家族も。可愛くヘアーセットした後に更に可愛さと華やかさをプラスしてくれる髪飾りは、種類も多く、可愛いものが沢山あるので、迷ってしまいますね。

ママでも着せられるの?簡単?

7歳のお子様の七五三用のお着物をお母様がお着付けさえれることができるか。これは、何度か練習を重ねれば可能でしょう。しかし、3歳の女の子のお着物のように誰でも簡単にできるとは限りません。小物や装飾品の数が多いため、お子様と一緒に事前に練習が必要です。帯もしっかりと重さがあるため、お着付けが緩いと、お参り中の着崩れの原因にもなります。

多少の着崩れでしたら多少直すことができますが、大きく崩れてきてしまうと7歳のお着物は、その場でなかなか直すのが難しいです。動画サイトなどでお着付けのやり方が紹介されていますが、お参りの際は着崩れる可能性が高いので、もしご心配でしたら美容室や着付け師の方に着せていただくと安心です。

髪の毛はどうするの?セルフでできる?美容室?

→3歳の時同様に、凝ったヘアセットをご希望でしたら、美容室にお願いすると良いでしょう。しかし、簡単なセットでもよいとお考えの場合はお家でできる簡単なアレンジもあります。ので、挑戦してみてはいかがでしょうか。きっと、7歳にもなるとおうちでセットしてもらえた!と、喜んでくれるお子様も多いでしょう。

・セルフヘアセットの時にあると便利なもの

お子さまの毛量が増え、なかなか1つにまとめようとしてもきれいにまとめるのは難しいですよね。そんな時にあると便利な物をご紹介いたします。

1、ヘアミスト(水を霧吹きできるボトルに入れても代用可能)

→さらさらな髪の毛のまとまりができるので、髪の毛を濡らすときに使用します。髪の毛を少し濡らすことでかなりまとめやすくなるでしょう。

2、ヘアピン

→お子様の後れ毛を止める時や、お団子をまとめる際に使用します。通常よく使用する物はアメピンと呼ばれる物ですが、地毛で作ったお団子にウイッグを固定する際は、

ピン、細かい部分はスモールピンを使用するなど、ヘアセットが得意な方は、ピンを使い分けるとより綺麗にヘアセットが出来るでしょう。

3、ヘアゴム

→毛量の多いお子様にはしっかりと太さのあるゴムでまとめるのがおすすめです。細いゴムの場合は長時間使用する場合、途中で切れてしまう場合がありますので2~3本まとめて使用すると安心です。

4、ウイッグ

7歳のお子様に使用するウイッグは、お子様の毛量や地毛の色合いにもよりますが、大人用の物を使用しても、違和感なく使えるでしょう。輪っかになったものや、ロープ状のものなど様々な種類のウイッグが販売されていますので、セットしたい髪型に合わせてウイッグを選びましょう。ウイッグの色や質感にこだわらなければ、100円ショップなどで安価な物を購入することもできます。

7歳の女の子に『お着物って窮屈だけど可愛いから大好き♪』って感じてもらうなら、スタジオフルリ1択!!

いかがでしたでしょうか。7歳の七五三は3歳の時とは違って、お着物やヘアセットが更に大人に近づくため、準備が大変と思われるかもしれませんが、遊び心をたくさん詰め込み、そのお子様だけのオンリーワンの七五三にできるという楽しさも加わります。そして、3歳の時と大きく違う点がもう1つ。それは、主役の7歳のお子様の意見を中心に七五三が進んでいくことが多いという事。3歳の時には、ご両親がお着物のデザインを決めたり、髪型もお子様にあった物をご両親が決める光景がほとんどでしたが、7歳は『私、これがいい』『これがしたい』が言える時期です。なかなかご両親の意見が通らない・・・なんて光景をよく目にします。それなら!!!自分のやりたいことがあるなら、その思いフルリのお姉さん達が全部ぜ~んぶ引き受けます!!確かにお着物は窮屈で大変。でも自分のしたいことができちゃうなら、ほんの少しの窮屈はへっちゃら。それが7歳さんです。せっかく可愛いお着物を頑張って着てくれたのですから、フルリのなかではみんなの楽しいことを全力で応援していきます!なかなか見慣れない自分のお着物姿にうっとり・・・そして七五三を楽しみましょう。フルリなら7歳の七五三を【かわいい*たのしい*うれしい】がいっぱいのお写真と思い出にして、ご家族皆さんにお届けできます。ぜひ1度フルリのスタジオに遊びに来てみてください。

★フルリの七五三撮影はこちら★

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