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七五三の参拝について

七五三

七五三のお祝いの際に参拝をします。でも七五三の参拝は神社に行くの?お寺でもいいの?費用はどのくらいかかるものなの?決まりやルールは存在する?といった疑問に答えていきます。少し敷居が高そうで、細かいルールがありそうで、なんだか難しそう・・・と思いがちな参拝についてここでは詳しくご紹介していきますので、ご参考にしてみてください。

・神社とお寺、七五三の参拝に行くのはどっち?

お子様がここまで大きくなったことへの感謝と、これからの益々のご成長を願い、晴れ着姿でお参りに出かけることを【七五三詣(しちごさんもうで)】といいます。では、七五三詣に訪れる場所は、神社とお寺どちらが正解なのでしょうか?

七五三は神社に行くイメージが強いかもしれませんが、実はお寺でお参りをしても全く問題はありません。つまり、どちらも正解です。ご自宅に近い場所や、氏神様、ご家族にとって思い入れのある神社やお寺で【七五三詣】を行うのがよいでしょう。

・神社とお寺の参拝マナーの違い

神社は、鳥居をくぐる際には、正面で一例。その後、参道の中央を避けて歩きます。

手水舎(てみずしゃ)では、手と口を清めます。ご本殿では、お賽銭を入れ、鐘がある場合は金を鳴らし、2礼2拍手1礼を行います。

お寺では、正門で一礼か合掌を行います。その後、参道の中央を避けて歩きます。手水舎では、手と口を清め、香炉がある場合はお線香を手で自分に浴びせ、煙で身を清めます。本殿では、お賽銭を投げ入れ、静かに合掌をしながら目をつむり、それぞれのお願い事や感謝の意を伝えましょう。

参拝先が神社なのか、お寺なのかを知らず、お寺で2礼2拍手1礼を行うと、失礼であるばかりか、少々恥ずかしい思いをしてしまう可能性がありますので、神社に向かうか、お寺に向かうのかをきちんと把握したのち、それぞれの参拝マナーは確認したほうがよいでしょう。

・参拝当日のタイムスケジュール 

3歳、5歳、7歳。それぞれのご年齢によってお着付けの時間やお子様のヘアセットなどを美容室にお願いするのか、ご両親もお着物を着るのか、七五三詣後にお写真撮影があるのか。といった様々な条件により、各ご家庭でタイムスケジュールは大きく変わってくるかとは思いますが、ここでは【7歳の女の子の七五三。美容室でのお支度。お母さまも美容室にて着物着用とヘアセットを行い、その後参拝。お写真撮影は別日に行う。】という設定の場合の大まかなタイムスケジュールや注意点をご紹介いたします。一例としてご参考までにご覧ください。

【8:00 お母様、美容室到着。ヘアセット・お着付け開始】

成人女性の訪問着のお着付けは、お子様のお着付け以上にお時間がかかりますので、最初にお支度が始まります。1番に家を出ることになり、美容室から七五三詣に直接向かいますので、家族全員分の忘れ物がないよう、後で持ってきてほしいものなどをお父様にしっかりと伝えていくことをお勧めします。通常の美容室の開店時間前にお着付けを行ってくれる場合が多くありますが、その際はお着付けやヘアセット以外に、時間外料金がかかる場合がありますので、ご注意ください。

【9:00 スーツ姿のお父様が主役のお子様を連れて、美容室に到着。お子様のお支度開始】

お子様はお着物を着慣れていないため、なるべくお着物でいる時間を短くしてあげましょう。お母さまのお支度が完了間近に美容室に到着するのがよいでしょう。昼食後に、お着物を脱ぎ、私服に戻ることが予想されますので、脱いだお着物をまとめる大き目な袋と、お子様の私服を忘れずにお持ちください。

【10:00 神社へ向け車で出発】

七五三詣は持ち物が多く、歩く距離も時間も長いため、もし可能でしたら車移動をお勧めいたします。

【11:00 神社到着。御祈祷。おみくじ。自前のカメラでの写真撮影など】

御祈祷時間は季節・場所・日時・曜日により、1時間間隔~15分間隔など様々な時間で実施されており、必ず事前に調べていきましょう。多くの神社が御祈祷の予約は必要ありません(ただし、コロナ禍により状況が変わっている場合がありますので、事前に参拝予約が必要か、など神社に確認すると安心です。)が、七五三シーズンの場合、定員がいっぱいですぐには御祈祷できない場合もあります。

【13:00 ご家族がホッとできるような場所で会食を】

早朝から活動し、お子様も疲れてきたころで、お昼休憩です。大きな神社やお寺の場合、七五三懐石や七五三のお祝いメニューを用意している、個室完備の少し高級なお店が近くにあることが多いです。神社のそばですと、参拝後すぐにお食事へと移れます。また、これまでのお子様の成長や、楽しかった今日の思い出話に花が咲くことが予想されますので、他社の目が気にならない個室で、ゆったりとご家族だけの温かいひと時を過ごすのもよいですね。個室完備のお店や、七五三懐石メニューなどは、ほとんどの場合、事前予約が必要なことが多いので、そちらも合わせて準備しておきましょう。また、晴れ着がお食事の際に汚れてしまう心配がありますので、お子様用のエプロンや、首元にかけられるハンカチなどを用意しておくと安心です。ここで、おなかがいっぱいになったお子様が、『お着物がきつい!脱ぎたい』ということも予想されますので、その際はお手洗いなどでお着替えをすることも予想されますので、ご自前のお洋服と脱いだお着物を入れる大き目の袋は手元にあると安心です。

【14:30 ご自宅に到着】

お疲れさまでした。これで七五三詣は終了です。1日、慣れないお着物やお草履で頑張ったお子様を、沢山褒めてあげましょう。

・お子様とご両親の服装について

七五三詣での際には、お子様は晴れ着を身に着けます。3歳の女の子は『三つ身(みつみ)』と呼ばれる、お着物にベストのようなお被布を羽織るスタイル。5歳男の子はお着物に羽織を身に着け、羽織をまとう『羽織袴(はおりはかま)』スタイル。7歳の女の子は『四つ身(よつみ)』と呼ばれるお着物に帯を巻くスタイルが主流となっています。お子様のご衣装に関しましては、各ご年齢ごとにコラムにまとめていますので、ご参照ください。

そして、ご両親の服装は、一般的には男性であればスーツや自ジャケットスタイルなどのフォーマルな装い、女性はパンツスーツやワンピースといった装いが多いです。色合いとしましてはベージュ・紺・グレー・黒がおすすめです。また、お子様がお着物を着られる際は、ご両親も和装でそろえる方もいらっしゃいます。もちろん、ご両親の装いは洋装でも和装でも問題はありませんが、あくまでもメインはお子様ですので、お子様よりも派手になりすぎないように心がけることを忘れないようにしましょう。

・七五三詣の際の持ち物

七五三詣の際の持ち物や備えておくと便利な持ち物をご紹介します。

【初穂料(はつほりょう)】:お参りに行く神社やお寺にお渡しする御祈祷料のこと。5,000円~10,000円程が主流ですが、その場所により金額設定は様々でので、HPや電話などで事前に調べておきましょう。

【お子様の履きなれた靴】:履きなれない草履での移動が困難な場合に大活躍します。忘れずに持っていきましょう。

【お子様の防寒対策用にストールやレギンス】:七五三シーズンは寒い日もしばしば。お子様の急な『寒い!』の困ったを解決するために防寒対策は必須でしょう。使い捨てカイロも使い勝手がよく便利です。

【大き目の洗濯ばさみやクリップ】:お子様がお手洗いに行く際に、裾をまくり上げて止めるのにあると便利です。

【お着物を脱いだ後に着る私服、もしくは着替え】:お子様が窮屈なお着物を着ていられる時間と、体力には限りがあります。『もうお着物を脱ぎたい!』となった時のために着替えは持ち歩きましょう。

【レジャーシート】:お着物を脱ぎたいといわれても、脱ぐときは意外と場所を選びます。レジャーシートがあればどこでもお着物を着脱できるので、あると便利です。

【大き目のバック】:脱いだお着物を入れるのに最適です。風呂敷でも大丈夫です。

【飲み物とストロー】:のどが渇いた時のために用意しておきましょう。ペットボトルや缶だと晴れ着にこぼしてしまうことも考えられますので、ストローがあるととても重宝します。飲み物の中身はぶどうジュースなど色の濃いものは、万が一こぼしてしまったときに、シミになりやすいので避けたほうが無難といえます。

【軽食やお菓子】:朝から準備をしてお参りに向かっても、人が多くなかなかスムーズに時間通りに予定が進まなかったり、待ち時間が増えてしまって、お子様のご機嫌が崩れそうなときに役立ちます。

【ヘアピン】:お子様が女の子の場合、セットした髪の毛が崩れてくる可能性がありますので、用意しておくと安心でしょう。

【カメラやムービーなどの撮影機材】:七五三の思い出を刻む必須アイテム。前日にバッテリーを準備しておくなど、意外とうっかり忘れがちなケーブルやバッテリーもしっかりお忘れなく!

【タオルやハンカチ、ティッシュ】:必ず持っていきましょう。

その他、天候によっては折り畳み傘なども必要かもしれません。お参りの前日にしっかりと準備をしておくことが、七五三詣を楽しく素敵な1日にするポイントといえますね。

・参拝の費用 

お参りの際にお渡しするお金のことを【初穂料(はつほりょう)】といいます。5,000円~10,000円が相場といえます。金額により、お参りの内容に差はありませんが、記念品の内容やお札の大きさなどが変わってきます。七五三の申し込み受付の際に一緒にお渡ししますが、その際にはお祝い事の際に使用される紅白や金銀の【蝶結び】の水引ののし袋に入れるのが一般的です。受付でお渡しするまでは【ふくさ】に入れて持ち歩くようにしましょう。

のし袋の書き方ですが、水引の上には【初穂料】または【御初穂料】と書きましょう。そして、水引の下にはお子様のフルネームを書きましょう。筆ペンを使用するのが好ましく、万が一間違ってしまった場合は修正ペンなどは使用せず、新しいものに書き換えましょう。

 

・七五三当日までの流れ

【1年前*リサーチ開始】:七五三とは何をするのか、何を準備するのか、他のご家族はどんな風に七五三を行っているのか、など大切な我が子の七五三を行うためにインターネットやSNS、ママ同士の口コミなどでゆっくりと七五三についての下調べを開始しましょう。

【10か月~半年前*イメージを膨らませる】:下調べをしてきた中で、我が家はどんな七五三にしたいのかをご家族、そしてお子様とじっくりと話し合いましょう。

【半年~2,3か月前*日程や衣装、お参り先や美容院、写真撮影、会食先を決める】:人気のある貸衣装や美容室は予約が埋まっていきます。七五三詣に参加されるご家族の皆さんの予定が合う日を決めて、ご衣装や美容室、会食先を予約していきましょう。特に、七五三シーズンの10~11月の土日祝日に七五三詣を考えているご家族は、早め早めの行動が大切です。中でも七五三シーズンの大安は1番人気のお日柄となりますので、ご注意ください。

【2か月前~前日*七五三詣に必要なものを準備する】:七五三詣当日を想定して、考えられるものから必要なものを準備していきましょう。

【七五三詣当日】ご家族皆さんで、お子様の晴れの日を全力で楽しんでください。

・七五三はスタジオフルリへ

七五三詣の後や前には、スタジオフルリへ。大変なお着物の手配やヘアセット、可愛い撮影小物や盛り上げ上手なスタッフまで揃っている、スタジオフルリにご家族皆さんで来ていただければ、楽しい撮影の思い出と、可愛いお写真を残せちゃいます。ぜひ七五三のご撮影はスタジオフルリにお越しください。

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